さて、鬼怒川旅行後編でございます。
わざわざ下今市駅に移動したのは、ここがSLの始発駅だったから。SL大樹(たいじゅ)号に乗って、鬼怒川温泉駅へ戻ろうという訳です。www.tobu.co.jp
実はわたくし、生まれて半世紀のオッサンなんですが、SLの乗車経験は無し。「子供達をSLに乗せてあげたい」は、ていのいい建前で、本音は私が乗ってみたかった。こうみえて、少年の心を持つオッサンなのであります。(←幼稚なままとも言うPART2)
下今市駅までの移動は、窓に背を向けて座る普通車両でしたから、通勤電車同様、たったの30分の乗車がとても長く感じました。
だがしかし、いざSLの客車に乗ってみたらあら不思議、「こうも違うか!」っていう位エモーショナルだったのであります!
ちょっと大袈裟でゴメンナサイ。
シート配置の妙でしょう、自然と車窓に広がる景色に視線がいきますし、俄然、列車の旅を愉しむモードに自動的にシフトさせられる感じ。ノスタルジックなボックスシートに腰を下ろし、レトロなインテリアに包まれて、SL独特のサウンドと煤の匂いを感じながら、ゆっくり流れていく景色を眺めていたら、何だかとっても贅沢な気分になったのであります。
クルマオタクは自覚してますが、こんなところで乗鉄資質のある自分を発見するとは、我ながらビックリ。列車旅行の醍醐味を堪能できて、良い冥途の土産になりました(合掌)
さて、宿に参りましょう。
バブルの頃に建ったという吹き抜けが特徴の建物は、目の当たりにすると確かに圧巻。
部屋はこんな感じ。
このホテル、食事、温泉、接客、全てにおいてホスピタリティ溢れる素晴らしい宿でした。中でも特に感心したのは、欲しいものが欲しい場所に配置されていたこと。アメニティー、ドライヤー、タオル掛けなんかが、あると便利だなと思う位置にキチンと置いてある。些細なことですが、こんな気配りの宿は初めてだったんで軽く感動。私的温泉宿No.1に認定です(知らんがな)
で、帰りに覗いた宇都宮の大谷資料館(おおやしりょうかん)。
長渕剛、LUNA SEA、X JAPAN、GLAYら他、数多くのPVがここで撮影されたんだそうな。
確かに中々神秘的な空間でございました♪
ラストはサービスエリアで栃木名物、レモン牛乳を頂いて今回の旅は終了。
私、人気がないものを応援したくなる天邪鬼なオッサンなので、都道府県魅力度ランキングで、常に最下位辺りをウロチョロする栃木県へ行ってみたくなった訳なんですが、なかなかどうして、魅力的な場所が沢山あるじゃないかと感じた次第。栃木~がんばれ~また行くよ~♪
それではまた(笑)